2013年11月4日月曜日

shisotex, Suama, Soloist, KazuyaP, Richiterインタビュー Vol.2

Vol1(こちら)に続いて、Soloist, KazuyaP両氏の音楽遍歴とFUNKOTとの出会いをお聞きしました!



‐では次はSoloistさんにお聞きするんですが、お名前の由来はなんですか?

Soloist
Soloist 高校の時にテレビゲームで名前を付ける時に最初に付けたんですが、当時僕は自転車をやってて、

‐自転車?

Soloist 競技自転車ですね。で、その時好きな選手が乗っていた自転車のフレームの名前なんです。
shisotex そんなとこからだったんだ

‐フレームにも名前があるんですね。

Soloist サーべロっていうフレームのメーカーがあって、そこのソロイストっていうフレームが当時どうしても欲しくて、そこからハンドルネーム決めなきゃって時にじゃあこれでいいやって感じで付けました。ただSoloistって付けてわかったのが、みんな名前をフルで呼んでくれないんですよ。shisotexさんのことをシソ君、シソ君って呼ぶように、僕もソロ君ソロ君って呼ばれてるんで、正直後ろのやついらんかったなぁって(笑)
shisotex だよね、だよね。すげーわかるわ。

FUNKOTに出会う前はDJやってました?

Soloist 僕はやってなかったです。

‐じゃあ音楽は普通に好きっていう感じだったんでしょうか?

Soloist 音楽も正直いうと嫌いでした。

‐そうだったんですね。それは自転車やって体育会系だから、音楽なんて軟弱なもの!というような感じだったんですか?

Soloist そういうのじゃなくて、みんな中学生ぐらいの時ってウォークマンとかiPodとかを買ってもらって洋楽だったりJ-POPだったりを聞いたりして、みんなカラオケ行ったりっていうのがあるじゃないですか。僕はそういうのに一切縁がなくて、音楽プレイヤーも欲しいとも思わなかったし、買う機会もなくて音楽とは縁遠いところにいたんです。そんな時にプレイヤー買ってもらったんですが、じゃあ何を聞こうってなった時に、みんなはカラオケとか行くんですが、僕は歌うのが上手じゃないんで歌ものはなんかヤダなって思って。そこで、みんなが聞いてない、歌う必要のない音楽を聞けばいいんだって、それでダンスミュージックを聞いたり、Wikipediaで色んなジャンルを調べてた時にHardcore Technoがあって、速い、重い、カッコいいっていう奴で、これはマイナーなジャンルだし、学校で誰も知らないし、俺はHardcore Techno聞いているから的な(笑)

‐(笑)誰もが通る道ですよね。

Soloist 僕は音楽に触れるのが遅かったんで。

‐それは高校とかですか?

Soloist そうですね。周りのお前らがチャラいのを聞いている時に、俺はクラブミュージックを聞くんだっていう、
Suama 中2病みたいな。
Soloist そう!それで高校の終わりぐらいにクラブミュージックを聞き始めて、大学生になった時に、実際に見に行きたいなって思ったんです。

‐欲求が高まっていったんですね。

Soloist 自分自身の中の「俺のかっこよさ」も、聞いてるじゃだけじゃなくて、俺は見に行って遊んでるぜって。

全員 (笑)

Soloist そういうのがやりたくで、ちょうどDay Of Hardcore 2010っていうイベントがあって、入場が無料だったんです。日本の代表的なアーティストが集まるイベントで。その頃ちょうどTwitterも始めてて、友達から誘われたんて、実際に遊びに行ったんです。

‐それがクラブ初体験だったんですか?

Soloist そうです。で、行ってみて2番手のDJが政所さんだったんです。当時僕はFUNKOTっていうのがどんな音楽かっていうのは知らなかったし、正直他の出演者もあまりわからなかったんですが、初めていったクラブでテンションが最初からあがっちゃって、2番手の政所さんの時には凄い楽しくて。

‐初めてFUNKOT聞いた時はどんな印象でした?

Soloist 単純に楽しかったです。当時はもちろんFUNKOTは一切聞いたことがなかったんですが、TwitterFUNKOTFUNKOTって言われてたから、その文字だけは知ってて。その日初めてクラブに行ったけど、何が1番楽しかったっていうと、FUNKOTが一番楽しかったんです。またそこから少し離れるんですけど、その秋にM3があって、政所さんが現地の音源505000円っていうのを出したんですけど、僕財布の中に、5000円しかなかったんですが、フラフラ歩いている時に政所さんから「これ、買わない?」って言われて、

‐その時が初対面だったんですか?

Soloist そうですね、それまでは単なるDJと客の関係で見てただけでしたんで。で、505000円って結構するじゃないですか。他の1000円とかのFUNKOTCDを買おうとした時に、「あとこれもあるんだけど、これがあればDJできるよ」って言われて。俺DJでも何でもないのに、なんてこと言うんだこの人はって、

全員 (笑)

Soloist 他のブースのCDも買いたかったし、ここで使い切っちゃうのもちょっとしんどいなって思ったんですけど、政所さんちょっと恐かったし(笑)、じゃあ買いますって。

全員 (笑)

Soloist 買った音源はなんもタグとかは入ってなくて、ファイル名に曲名だけ入っている状態で、ネットで曲名とか調べたらわかるだろうと実際調べたら、色々他のFUNKOTの曲も出てきて、そういうのをちまちま集めているうちに、DJの床上中さんに、「君曲あつめているんでしょ、DJやらない?」って言われて、DJをやることになったっていう感じなんです。

‐初めてSoloistさんがDJをしたのはいつだったんですか?

Soloist 2011年の7月のDUGEM BAYANGANですね。

‐初めてまわした時の印象は思えてますか?

Soloist 初めての時は、それこそ政所さんの前でやるから、やっぱり緊張しましたね。でもそれまではイベントでいつも聞いている側で、シソ君とかがかけているのを楽しんいるのに今日は逆だって新鮮でしたし、楽しかったですね。

‐お次はKazuyaPさんにお聞きしたいのですが、まずお名前なんですが、これは本名からとったという感じですか?

KazuyaP
KazuyaP 違うんですよね、それが。よく聞かれるんですけど
shisotex ちょっとこれ話していいの、
KazuyaP うーん、どうなんだろ、どこまで言うべきなんだろね。要はですね、KAZUYAって言うのは・・・・・言っていいのかな。
shisotex (笑)
KazuyaP  えっとですね、外国のゲイ・ポルノ・ビデオの登場人物の日本での通称なんですよ。

‐(爆笑)遠まわしに言うと、英語の教科書に出てくる白人はジョンのような?

KazuyaP 物凄く遠まわしに言うとそんな感じですかね(笑)。ポルノビデオを編集して投稿サイトに上げるっていうか。

MAD動画的な

KazuyaP そういうのをやってたんです。そのなかで、ゲームのIDOLM@STERっていうのがあって、その映像と合わせたMAD動画を作ってたんです。
shisotex すげぇ好きだったよ俺。
Richiter (爆笑)
KazuyaP IDOLM@STERの動画を作る人は、だいたい名前の末尾に「P」ってつけるんです。

‐プロデューサーの「P」っていうことですね。

KazuyaP ゲイポルノ部分とIDOLM@STER部分が組み合わさったんです。
全員 ヤバイ、ヤバイ一番ヤバイ(それぞれに)

‐他の方と同じ質問になるんですが、FUNKOT以前はどんな音楽を聞いてました?

KazuyaP FUNKOT以前だと、聞くのはHardcore Technoもそうでしたし、あとEurobeatだとかBPM速いダンスミュージックが多かったんですけど、FUNKOT以前は聞く専門で、曲作るっていうのもあまりしてなかったんです。23Hardcore系のを作ったり、色々やってみたりはしたんですけど、なんか本気になれなかったんです。

‐それがFUNKOTに出会って変わったんですか?

KazuyaP  まぁ~変わりましたね、本当に。

‐ちなみにどこで出会ったんですか?

KazuyaP 動画作ってた時期で、Twitterやってたんですよ。で、動画作ってる仲間が、これヤバいぞってURLを送ってきて。それを開いてみたら、あれはスアマさんが上げたのかな、一番最初にニコニコ動画にあがってたFUNKOTMIXだったんです。
Suama それ俺だね。

‐それはなんのMIXだったんですか?

Suama オリジナルですね。インドネシアの現地曲を使ったDJ MIXで一番最初に録ったやつをmixiだけで公開するのはもったいないって思って、ニコニコ動画にあげたものです。

‐それをたまたまKazuyaPさんが聞いて。

KazuyaP だからルーツはスアマさんなんですよ。それを聞いてヤバいなって思っちゃって。ちょっとFUNKOT1曲作ってみて、ニコニコ動画に上げたんです。で、検索してみたら、シソさんと政所さんの感想があがってたんですよ。そしたらこれはある程度良かったのかな、それだったらアシパンに行かなきゃダメだなって思って(笑)

‐褒めて頂いたら、これは行かないと、と(笑)

KazuyaP 行かないと!ご挨拶に伺わないと!(笑)。ほとんどクラブなんて遊びに行ったことはなかったんですけど、勇気を振り絞ってアシパンに行ってみたんです。

‐それはいつ頃ですか?

KazuyaP  自由が丘時代、、、2010年ですかね。
Soloist KazuyaPとは実はここ12年で仲良くなったんですけど、ずっと2010年から自由が丘のアシパンで、この人知ってる、見たことあるなっていう存在だったんです。で、シソ君のCDKazuyaPの名前が入った時に、KazuyaPって誰なのって聞いたら、あの人だよって言ってもらったことがありました。
shisotex でも初めて会った時ってもうDJやってたよね?Hiwireやってなかった?
KazuyaP いや、初めて会った時はVJで出てたね。

‐もともとVJだったんですか?

KazuyaP  MAD動画を作るっていう流れの中で、VJをやる機会が当時1回だけあったんです。
shisotex あれ?でも2回やったんじゃない、トカチゴールドで。すげぇでっかいやつ。
KazuyaP トカゴってその後じゃなかったかなぁ。

‐トカチゴールド?

shisotex アイマス系のクラブイベントで最大級のやつで、
Suama それ系のイベントの走りで、大御所のイベントですね。

‐そういうところでVJもやってたけど、

KazuyaP なんだかんだで、FUNKOT一辺倒になっちゃいましたね。
Suama 当時からヤバい、ヤバい奴がいるっていう。シソ君の時も政所さんと二人で、たまたま音ゲーのアレンジのコンピもので一緒になって、この人ヤバくないですかて超話題になってて。その時はKazuyaPDJはやってなくて、曲を作ってるだけだったんですが、このCDに入っているこの人ヤバいって話をしてたんですよ。
Soloist 2010年の秋ですね。

‐聞いてみると、この前お伺いしたRichiterさんもそうですけど、みなさん入口は違うけど、ドンドン集まってくるっていう感じですね。

Suama やっぱり同じことやってる人って、仲間というか話をしたいっていうのがあるんで、
shisotex ひかれあったというか。
Soloist FUNKOTのことは知り合いに話せないっていうのがあって、
Suama 俺も秋田に帰って、クラブに行ってこういう音楽やってるんだけどって言っても誰も知らないっていう。だからFUNKOTを紹介することから初めるんで、一緒にあのDJヤバいよねっていう話はできないんです。もしも秋田に自分以外でこういう人がいたら、会いに行きたいですね。

‐仲間内でライバル視とかそういう感情ってあるんですか?

Soloist あいつ凄いなっていうのは思ったり、
shisotex あいつスゲーな!クソって(笑)

全員 (笑)
Suama あ、あいつヤバいから俺もマネしようっていうか、ある要素を取り込んだFUNKOTを作ってたら、自分もその要素を取り込んでみようとか。この人がRemixしてた曲があったら、俺も同じ曲でRemixしようとかっていうのはあって。前にシソ君が「KYOTO」のRemixを作った時に、俺も「KYOTO」の原曲が好きだから、俺も作ろうっていう気になって。
shisotex そうだったんだ。あれは普通にかぶせてきたんだ。
Suama かぶせてっていうか、ちょうど京都でのイベントもあったし、京都で一発かけたいなと思ったら、ちょうどM3の時期だったから、そこで「あれもうKYOTO作ってるじゃんって」って。
Soloist KYOTO」っていうのはMAKINAっていうジャンルの有名なアンセムで、
Suama そのままただシソ君のをかけるのはつまらないのでほとんど一緒の構成で、イントロとアウトロが違うだけの感じなんですが、でも自分で作りなおしてみようという感じで。そういう意味で影響は受け合っていると思いますね。


Vol.3へ続く

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