「Mega Dugem - Spirit Of Funkot -」の主催者高野政所(a.k.a. DJ JET BARON)とhayabusaのインタビューvol.2です(vol.1はこちら)
今回は、16才の青年との出会い、FUNKOTは楽しい、アガると人間はどうなるか、などなどを語っています!
-そんな盛り上がるFUNKOTの集大成的なMega Dugemですが、開催に関しての試み等はありますか?
政所 今回Mega Dugemはテイタイムにやるじゃないですか(*14時Open, 20時end)。未成年が無料(*1drink 500円のみ必要)っていうのは関西で会った体験が元になってて。この前大阪でhayabusaに呼んでもらってFUNKOTオンリーじゃないイベントで DJをやった時に、16歳の子が遊びに来てたんですよ。昼間のイベントだったんですよね。で、若い子いるよね、何を聞きにきたのか気になるよねってなった んですよ。イベント自体はチップ・チューンとかベース・ミュージックとかまわす人とか色々いたんで、何を聞きにきたかを聞いてもらったら、FUNKOTを 聞きに来たって言ってたんですよ。そう売れたらFUNKOTだったら何が好きかって気になるじゃないですか。それこそ、キャッチーなhy4_4yhかなと 思ったら「Gangnam Style」のFUNKOTが好きだって言ってて。あ、これはそういう子が出てきてる、こういう子達がFUNKOTを欲してるんだ。
-自分から求めにいって
政所 そうなんです。行ける現場には来ちゃうんだって気づいて。これは未成年の子に聴いてもらう、頭が柔らかいし、まだ音楽をダサい/カッコいい、モテる/モテな いで判断してない子達のほうがわかってくれるんじゃないかなって思ったんですよね。そういう若い子に聴いてもらいっていうので今回は未成年無料、デイタイ ムで、なるべくおっきいイベントで、今FUNKOTっていったらこの人たちでしょっていう現場で頑張っている人達を集めて見せるっていうのをやるべき時だ なっていうのも思ったんです。
-FUNKOTの盛り上がり的にも、現場で聞く楽しさを提供するいいタイミングだったんですね。
hayabusa その16歳の子がPAの見習いの子で、鴉君っていうんですけど。前からUstreamとか色んな情報で、大阪にFUNKOT DJがいるぞっていうので俺のこと知っててくれてたんですよ。それこそSoloistが以前に古いFUNKOTのCDを放出しますってやった時に、どうし ても鴉君はDJがやりたくてしかたないと
政所 もうそんな子がいるんだね!
hayabusa で、僕にメッセージを送ってきたんですよ。
政所 「どうしてもやりたい、どうしたらいいんだ!」と。
hayabusa そうです、そうです。それとどうやったら現場で聞けるんだと、と聞かれて、できるだけ現場に来てくれて、人間的にも信用できて、という人にしか曲は渡したくないっていうスタンスがあったんですけど、その子はもう完全にわかっちゃっているし。
政所 そうだよね、そんだけ熱心で、メッセージ送ってくる時点で。
hayabusa Soloist も全く同じこと言っていたんですけど、最初の自分を思い出したんですよね。Facebookで全然知らないインドネシア人に、メッセージ送って、音くれよ とか、MIX聞いてくれよとか、ダメだしくれよとか、っていう時を凄い思い出して。そんで、送ったんですよ。こっから君はこの2.30曲をヒントにして自 分で掘っていけば自分でDJになれるよと、だから頑張ってねって言ってたんです。
-あえて全部渡さずに。
hayabusa でイベントの情報も自分でキャッチしてきたんですよ。
政所 でもやっぱFUNKOTシーンって今熱いっていうのも、それぐらい前向きな人が集まっているというか、本気のやつが集まっているっていうことでこの空気に なっていると思うんです。昨日もDugem Rising(Funkotイベント)があったんですが、ほんとに凄かった。ますますヤバさが増しているっていうぐらいに盛り上がっている。朝まで退屈す る瞬間が一瞬もないぐらいにあがってて。今純度が高くて濃密な状態なので、この力を放出していくっていう時期にそろそろさしかかっているのは思いました ね。
-だからこそ11月9日のMega Dugemなんですね。
政所 そうですね。さっきの16歳の子とか、それこそ40代オーバーの人とかも遊びに来てくれたりしますし、世代を超えて訴えてくるものがあるんだなっていう。
-上の世代の人たちは何がきっかけで来てる人が多いんですか?
政所 今回Mega Dugemはテイタイムにやるじゃないですか(*14時Open, 20時end)。未成年が無料(*1drink 500円のみ必要)っていうのは関西で会った体験が元になってて。この前大阪でhayabusaに呼んでもらってFUNKOTオンリーじゃないイベントで DJをやった時に、16歳の子が遊びに来てたんですよ。昼間のイベントだったんですよね。で、若い子いるよね、何を聞きにきたのか気になるよねってなった んですよ。イベント自体はチップ・チューンとかベース・ミュージックとかまわす人とか色々いたんで、何を聞きにきたかを聞いてもらったら、FUNKOTを 聞きに来たって言ってたんですよ。そう売れたらFUNKOTだったら何が好きかって気になるじゃないですか。それこそ、キャッチーなhy4_4yhかなと 思ったら「Gangnam Style」のFUNKOTが好きだって言ってて。あ、これはそういう子が出てきてる、こういう子達がFUNKOTを欲してるんだ。
-自分から求めにいって
政所 そうなんです。行ける現場には来ちゃうんだって気づいて。これは未成年の子に聴いてもらう、頭が柔らかいし、まだ音楽をダサい/カッコいい、モテる/モテな いで判断してない子達のほうがわかってくれるんじゃないかなって思ったんですよね。そういう若い子に聴いてもらいっていうので今回は未成年無料、デイタイ ムで、なるべくおっきいイベントで、今FUNKOTっていったらこの人たちでしょっていう現場で頑張っている人達を集めて見せるっていうのをやるべき時だ なっていうのも思ったんです。
-FUNKOTの盛り上がり的にも、現場で聞く楽しさを提供するいいタイミングだったんですね。
hayabusa その16歳の子がPAの見習いの子で、鴉君っていうんですけど。前からUstreamとか色んな情報で、大阪にFUNKOT DJがいるぞっていうので俺のこと知っててくれてたんですよ。それこそSoloistが以前に古いFUNKOTのCDを放出しますってやった時に、どうし ても鴉君はDJがやりたくてしかたないと
政所 もうそんな子がいるんだね!
hayabusa で、僕にメッセージを送ってきたんですよ。
政所 「どうしてもやりたい、どうしたらいいんだ!」と。
hayabusa そうです、そうです。それとどうやったら現場で聞けるんだと、と聞かれて、できるだけ現場に来てくれて、人間的にも信用できて、という人にしか曲は渡したくないっていうスタンスがあったんですけど、その子はもう完全にわかっちゃっているし。
政所 そうだよね、そんだけ熱心で、メッセージ送ってくる時点で。
hayabusa Soloist も全く同じこと言っていたんですけど、最初の自分を思い出したんですよね。Facebookで全然知らないインドネシア人に、メッセージ送って、音くれよ とか、MIX聞いてくれよとか、ダメだしくれよとか、っていう時を凄い思い出して。そんで、送ったんですよ。こっから君はこの2.30曲をヒントにして自 分で掘っていけば自分でDJになれるよと、だから頑張ってねって言ってたんです。
-あえて全部渡さずに。
hayabusa でイベントの情報も自分でキャッチしてきたんですよ。
政所 でもやっぱFUNKOTシーンって今熱いっていうのも、それぐらい前向きな人が集まっているというか、本気のやつが集まっているっていうことでこの空気に なっていると思うんです。昨日もDugem Rising(Funkotイベント)があったんですが、ほんとに凄かった。ますますヤバさが増しているっていうぐらいに盛り上がっている。朝まで退屈す る瞬間が一瞬もないぐらいにあがってて。今純度が高くて濃密な状態なので、この力を放出していくっていう時期にそろそろさしかかっているのは思いました ね。
-だからこそ11月9日のMega Dugemなんですね。
政所 そうですね。さっきの16歳の子とか、それこそ40代オーバーの人とかも遊びに来てくれたりしますし、世代を超えて訴えてくるものがあるんだなっていう。
-上の世代の人たちは何がきっかけで来てる人が多いんですか?
政所 世代が上の人達は最初はラジオきっかけですね。でもその人たちが面白いのは、昔ハードコアのバンドをやっていたとか、他のジャンルの音楽をやっていたとか、 かなりの音楽好き、色んな種類の音楽を聞いた結果これヤバくないってなってる人が多いです。若い子の場合はいきなりFUNKOTにあてられちゃってるって いう子も多いですね。ある程度音楽のジャンルを聞いている人とか、音楽を楽しむために聞いているような人たちはするって入ってきていますね。
hayabusa 音楽は楽しいものだよねっていう前提で音楽を聞く環境が日本にないっていうか、ダンス・ミュージック関してはその傾向が強いと思うんですけど、楽しいから DJやったり聴いてるはずなのに、それについて考える余地があることが、自然と重要だったりするじゃないですか。楽しいっていう感情が基本的にはないがし ろにされている状況で。何の軸が一番上にあってもいいんですけど、音楽って楽しいっていう前提が一番上にあるべきと自分は思うんですよね。ただそれがない がしろにされる傾向があると思うんです。で、上の世代の人に「なんでFUNKOTのイベントにきたんですか?」って聞いたんですよ。じゃあ偶然ラジオとか ハイパヨとかを聞いて、これ一番楽しい奴だって思ったらしいんです。俺って本当は楽しいっていうのを一番上の軸としてとらえる人だったんだっていう。
政所 あーそこに気付いたんだね。自分のつぼみたいなやつに。
hayabusa そうなんですよ。
政所 昨日も凄いちょっと衝撃的なことがあって。アシパンで普段HIP HOPのイベントでWarugaki☆G.PっていうMCバトルもやってる王道のHIP HOPのイベントなんですが、そこの出演者の丸省さんと、B.B.B.っていうイベントに出てるラッパーの抹君がたまたま遊びに来てくれて、「楽しいのは HIP HOPと同じだよね」って最終的には上がりすぎてマイクとって「FUNKOTとHIP HOPは兄弟だ」ってフリースタイルで言ったんですよ(笑)。とにかく楽しいです、こんな体験したことないっていって、あとで抹君のTwitterをみた ら、「この世で一番楽しい」って書いていたんですよ。だから楽しいっていう当たり前のことにもう一度目を向かしてくれる音楽だと思いますね、FUNKOT は。
-Mega Dugemをやるにあたって、少ししか興味ないけど、行くどうか迷っている人がいると思うんですが、そういう人、知らない曲で楽しめるのかなと心配している達に向けて、「来たほうがいいよ!」っていうのがありますか?
政所 知 らない曲ばっかりでしょ(笑)でも何が流れててもぶちアガってるんです。もちろん知ってる曲が入っていることによってアガることもあるんですけど、実は FUNKOTのビートとベースのグルーブ感とカウベルの裏打ちの感じとかが生理的にどうしても訴える何かしらのアガるものを持ってるところは本当だと思う んです。とにかく現場にきて浴びちゃえば、知らない曲でもアガれるっていうのがわかっちゃうと思うんですよ。知ってる知らないでアガる、サガる、っている のはもちろんあると思うんですけど、そこはFUNKOTは上手くできてて、定番フレーズとか、定番ボイス・サンプルがあって聞いたことがないものでも聞い たことがあるような気がしてきてしまうんです。それが入ると勝手にアガってしますっていう。たぶん来る前に一回Non Stop Mixみたいなのを通して聞いてもらえれば絶対知ってるフレーズや知ってるボイスは入るので、全く知らないものがかかる続けるとうのは絶対にありません。 知らない曲で盛り上がれないというのを回避するために生まれたのがボイス・サンプルや定番フレーズだったりするんですよ。なんだろう、例えば、 Soloistが作った「School Of Funkot」というミックスがあるんですけど、あれはFUNKOTの定番フレーズが全部入っているので、それを聞いてきてもらえれば、知ってる曲のよう だけど知らないっていう不思議な体験が味わえると思います。FUNKOTに最初っからヤバいと思ってきてくれているお客さん達もたくさんいらっしゃるの で、初めて来る人は、その人達と一緒になって盛り上がっていれば絶対大丈夫です。怖いことは一切ないと思います。
-それでもクラブのイメージは怖い人な、っていう人たちに対して、他のクラブ・イベントと楽しさの違いとか説明できますでしょうか?
政所 今のFUNKOTのイベントは音楽へのお客さんの持ってかれ方が半端ないから、変なナンパとかやってる余裕がないんですよね。
hayabusa 政所さんが言った通り、お客さんはアガる方向にいっちゃっているんですよ。
政所 イベント開始30分でお客さん全員がDJのかける音に集中しているイベントなんて、昨今なかなかないですよ。
-クラブ・イベントはどうしても場のエンジンがかかるまで時間がかかりますもんね。
政所 FUNKOT のイベントはそういうのが一切なく、いきなり全力で盛り上がっているっていうのは、そうそう他にないと思うんですよね。それを見るだけでも価値があると思 いますし、アガるっていうことに対して、最近恐れを抱いている人がいるんじゃないかっていうのが最近あったんです。 FUNKOTのイベントに初めて来た人がいて、なんで来た動機はわからないんですけど、凄く楽しそうなんですよ、めちゃくちゃ。そしたらひたすら「俺、気 持ち悪くないですか?気持ち悪くないですか?」って俺に対して聞いてくるんですよ(笑)。別に気持ち悪くなんてなくて、盛り上がって楽しそうにしているだ けでしたし、思うにたぶんその人は今までの人生で、人の前でそんなにアガる体験をしたことがないのかなって。とにかくアガり続けて、不安になっちゃってて (笑)。で、人間まだまだアガありますよ、イベント始まったばかりですし(笑)、とにかく安心して、パーティーで盛り上がりに来ているんですから、自分を 解放して楽しんでくださいっていう話をしてたんですよ。その人、だんだんアガりなれしていくんですよね。1回目はしきりに不安がったあとに酒に酔い潰れて しまったんですけど、2回目の時は、あがりすぎて感情が一周して泣き始めだしたっていう(笑)
-(笑)
hayabusa 不思議なもんで、人間あがりすぎると泣くんですよね。
政所 あとはあがりすぎると動画をとるっていう。
hayabusa そうです、そうです。京都でヤバい自体が起きまして、みんないい感じにDJがつないで、HATI HATIっていうインドネシア・レストランがあって、結構ちゃんとしたレストランで飯も旨いとこなんですけど、そこでイベントやらしてもらってて、みんな
で盛り上げて、ヤマさん(DJ YAMA a.k.a. Fmaster jp)、その次が僕だったんですけどお客さんのボルテージがMAXになってて、自分も会心のDJできたんです。じゃあ、お客さんみんな、アガりすぎて最初
踊ってるんですけど、その次に何するかと思ったら、みんな踊りながら携帯でビデオを取り出して。
政所 泣くか動画をとるかなんですよね(笑)。
-この楽しい時を残したい、と(笑)
政所 たぶん忘れたくないっていう気持ちが働くと思うんですよ。どこの現場にいってもいるんですよ。上がりまくった人は記録に残したがるっていうのがあって。
hayabusa 実際その時の映像が残っていたりするんですよ。見てもらうと面白いんですけど、様々な角度から僕がとられているっている。
政所 (笑)。 日常でアガりサガりはあると思うんですけど、FUNKOTのパーティーのアガり具合っているのはなかなか日常では経験できない感じだと思うんです。昨今ク ラブ・ミュージックは楽しむことを忘れている部分があると思うんですが、逆にFUNKOTは楽しさしかないんです。何が具体的に楽しいのかって言われた時 にそこが答えにくいというのがあるんですが、それは現場で体験してもらうとわかり易いと思います。ダンス・ミュージックってダンスするために作られている し、フロアでかかるために作られているんで、PCのスピーカーでは体験できない部分は必ずあるっていうのを理解してもらえるとありがたいです。もちろん家 やiPodとかで楽しむのも全然ありですけどね。
政所 泣くか動画をとるかなんですよね(笑)。
-この楽しい時を残したい、と(笑)
政所 たぶん忘れたくないっていう気持ちが働くと思うんですよ。どこの現場にいってもいるんですよ。上がりまくった人は記録に残したがるっていうのがあって。
hayabusa 実際その時の映像が残っていたりするんですよ。見てもらうと面白いんですけど、様々な角度から僕がとられているっている。
政所 (笑)。 日常でアガりサガりはあると思うんですけど、FUNKOTのパーティーのアガり具合っているのはなかなか日常では経験できない感じだと思うんです。昨今ク ラブ・ミュージックは楽しむことを忘れている部分があると思うんですが、逆にFUNKOTは楽しさしかないんです。何が具体的に楽しいのかって言われた時 にそこが答えにくいというのがあるんですが、それは現場で体験してもらうとわかり易いと思います。ダンス・ミュージックってダンスするために作られている し、フロアでかかるために作られているんで、PCのスピーカーでは体験できない部分は必ずあるっていうのを理解してもらえるとありがたいです。もちろん家 やiPodとかで楽しむのも全然ありですけどね。
Vol.3へ続く
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