2013年12月30日月曜日

FUNKOTゆく年くる年2013 その1

2013年12月2日(月)に行われたEnak Monday 特別企画、FUNKOT 4EVER JEPANG presents「FUNKOTゆく年くる年2013」。この模様を特別に公開!(音声ではアシパンのタニマチにて全編公開しています!詳しくはこちら

まずはその1を公開。その1では2013年の前半、FUNKOT ANTHEMから、FUNKOTERを襲った不運な事件、現地情報と日本で人気のENDROさんとは?そしてFUNKOTに欠かせないシャンパンが定番になった理由などを語っています!



政所 Enak Monday早い時間からお集まり頂き誠にありがとうございます。

Soloist shisotex ありがとうございます!

政所 今日この時間に来る人は仕事が、、、、

会場 (笑)

政所 終わったか、、、ないか(笑)

Soloist 仕事を捨ててでもFUNKOTの話がききた人。

政所 本物ですね(笑)。で、今日はどんな感じの話をするんですか?

Soloist 今日は、Enak Monday 特別企画、FUNKOT 4EVER JEPANG presents「FUNKOTゆく年くる年2013」ということで、今年はFUNKOTにとって激動の一年になったんで、皆さんと一緒におさらいしていきたいなと。

政所 なるほど、なるほど。ではまず自己紹介を。

Soloist では僕から。DUGEM BAYANGAN DJ TEAM所属で、FUNKOTERのためのブログ、FUNKOT 4EVER JEPANGの管理人、DJのSOLOISTです。

政所 DUGEM RISING DJ TEAMの高野政所(a.k.a.DJ JET BARON)でございます。

shisotex DUGEM RISING DJ TEAM、DJ shisotexです。よろしくお願いします。

政所 2013年色々ありましたけど、思い出せないぐらいあるんですけど.。


Soloist 僕、それを頑張って思い出してノートに書いてきたんで、それで辿っていけたらなと思います。まず年が明けてこのENAK MONDAYの前身となる平日FUNKOTパーティー、DUGEM RISING EXというやつがありました。

政所 1月4日からやってたんだね。

Soloist で、告知文をみたら「2013年もFUNKOTだぜ」って書いてあって、いつになっても変わんないなって(笑)。で、1月7日ですね。皆さんも大好きな『FUNKOT ANTHEM EP』がリリースされました

iTunes総合3位を記録!『FUNKOT ANTHEM EP』
iTunes総合3位を記録!『FUNKOT ANTHEM EP』

政所 こちらがiTunesのアルバム総合ランキングで3位、ダンスチャートで1位という見事な数値を叩き出したということで、「FUNKOT ANTHEM」に関しては今だにツイートがあがったり、インドネシア人からも反応があったりNRC DJ TEAMのANDYのREMIXがでたこともあったし。

Soloist 今年1年は「FUNKOT ANTHEM」で始まったし、「FUNKOT ANTHEM」で1年動いてきた感じがありますね。「FUNKOT ANTHEM」のリリックは政所さんが自身のFUNKOTへの思いを書かれたということですが、

政所 そうですね、もともとレオパルドン時代にラップをやってたんで、リリックを書くことは好きだったんですけど、FUNKOTの良さを口で説明するのはなかなか難しいし、現場で感じてなんぼの音楽だなと自分が思っているので、それに音楽の良さを言葉で表現するというのは無粋で嫌だったんですけど、当時あまりにもFUNKOTがダサいダサいとバカにされていたし、これは久々にペンをとってラップのリリックを書こうと、書いたんですよね。自分が歌ってるデモ版とかも実はあったりするんですが、実が歌うのはおこがましいので、謎の白人女性日本語ラッパーのH.B.さんという方にやってもらいました。

Soloist そんなH.B.さんの歌声は今インドネシアで大人気で、彼女の声は凄くいいと、話題になってますね。

政所 それはオリジナルのピッチで再生した時なのか、198まで上げた時の声なのか、どっちだろ?

Soloist PVをみて、彼女の声はいい、彼女のアカペラをくれっていますね。

政所 なるほどー。あとはちょっとインドネシア語がはいっているのもいいんでしょうね、ENAKとか。あれはREMIX用で後に「SUMMER RISING」のEPを出してそこにアカペラを入れたんです、色んな人がREMIXするかなって。最初にしたのがインドネシア人っていう嬉しいことがありました。曲自体はFUNKOTの有名フレーズをこれでもかといれて、まだこんなに有名になる前のFujinが入ってたりとか、イントロは「Millennium Dream」の2009のやつかな、そういういいトコ取りの曲なんですけどFUNKOTの良さが少しでも伝わればいいかなって思って作りました。

Soloist 歌詞にしても、メロディにしても、声ネタにしても、これがFUNKOTだっていう感じが合って。

政所 アンセムって名づけるからにはそれだけやらないとなって、結構気合いをいれて作りましたね。

Soloist この曲が大ヒットして、日本のFUNKOTシーンを1年支えていく1曲になりましたね。その勢いで僕らはDugem Di Barat 仙台っていうイベントをやって、仙台に乗り込みました。

政所 あー行ったね仙台。行ったメンバーっていうのが、

Soloist 政所さん、シソ君(shisotex)、スアマさん(Jockie Masterbass Suama)と僕、それから八戸のDJ、Dirty Cakesのメンバーでやったんですけど、無事成功して盛り上がってよかったね~、ってなったんですが、、、実は終了してからスタッフの人に、

政所 「ちょっとちょっと、話があるから」

Soloist 大人の話があるからって。

政所 別室に呼ばれて、こえーな、なんだなんだってなって。

Soloist 呼び出されて「あのー、、すみません、機材がー」って言われて。実はアンプが飛んで音が出ない、

政所 誰の時に飛んだのかもわかんないんだよね。

Soloist わかんないし、PAもイベント中に文句を言ってこなかったし、なんなんだって思ってたんですけど、向こうが着々を話を進めていって、弁償額だけをみんなで割りましょうという話になって、一人頭3万5千円っていう額を置いてきて。

政所 置いてきましたねー(笑)

Soloist 新幹線で帰る金ねーよ、っていいながらみんなで東京に帰ってきました。

政所 まぁあれは禊(みそぎ)っていってもいいですね、その後にいい事ありましたし。

Soloist あれ終わった後に、あんだけ嫌なことあったら今年は嫌なことないよっていってこの爆発ですからね。やなことは全部あそこに置いてきた。

政所 そうそう。3万5千円でヤナこと買ってもらったっていう。

Soloist そんな窮地に陥った我々を救ってきれたのはみなさんでした。

政所 そうですよー。


Soloist 2月1日Dugem Rising Cintaという。

DUGEM RISING CINTAの告知文はこちら


政所 緊急開催ですよ。

Soloist 緊急開催集金イベントをやりました

会場 (笑)

政所 チャージを僕らで割って被害額というか損害額というか、に当てさせて頂く。まさにCINTA、愛の力で(笑)。この時はただのDJパーティーじゃなかったんだよね。

Soloist 特別企画でDJ shisotexによる「FUNKOT制作の壁を越えるにあたり」というトラックメイキング講座、

政所 やりましたね。謎のベールに包まれていたFUNKOTの作り方があそこで少し公開されたわけですけど。

Soloist 今日の会場の中にあれを覚えている人はいるんでしょうか。

shisotex いるんでしょうかね。

政所 全く音を鳴らさずにポチポチポチポチとピアノロールに置いていくだけで「I like it loud」がちょっと再現されていくというのをみて。

shisotex あれが最初で最後ですね。

政所 あとは僕らがスクールを作った時に(笑)

Soloist そんな風に皆さんに助けて頂きました。

政所 Soloist shisotex ありがとうございました!

政所 そして1月はまだあんの?

Soloist 1月はこんなもんですね。あー、1月、現地情報があります。その頃現地では、向こうのTOP REMIXERでスーパースターのDJ ANDY。

政所 CYBER DJ TEAM所属、NRC DJ TEAM主宰のDJですね。

Soloist そんなANDYさんがバリを訪れるっていう旅行的なイベントがありまして

会場 (笑)

政所 それはDJしにいったわけではなく?

Soloist よくわかんないですね、My Family NRCっていう旅行写真がひたすら上がってて(笑)、DJ中の写真とかはあがってなかったですね。

政所 NRCのメンバーも一緒に行ってたの?

Soloist メンバーも一緒ですね。

政所 あーじゃあ慰安旅行みたいな(笑)

Soloist そうですかね(笑)

政所 やっぱり伊豆とか熱海にいく感覚で、ちょっと遊びに行こうよって感じなんですかね。

Soloist 実はこれが我々にとって大事件を起こしまして、

政所 何でしょう、その大事件とは?

Soloist バリにDJ ENDROっていう日本人からとてつもなく人気のあるDJがいまして。

政所 どんなDJなのかちょっと紹介して下さいよ。

Soloist 僕らがFUNKOTを知り始めたのが2009年とか2010年とかでして、その頃には既にトラックメーカーをしててネットにひたすら自分の曲をあげてたんですよ。それが本当に出来の悪い曲で

会場 (笑)

政所 微妙な曲ばっかだったよね。

Soloist なんの曲をREMIXしてんのか分からないし、なんか歯切れも悪いし、ベースも微妙だっていう。

政所 当時なかなかCYBER DJ TEAMの曲とかは手に入らない状況だったんですがENDROさんの曲だけ手に入る状況になってて。FUNKOTを掘り始めるとまずENDROの壁っていうのにぶち当たって、どこを掘ってもENDROが出てくる。

会場 (笑)

政所 なので当時は外れっていうか、スカっていうか。

Soloist 「あーこれENDROかー」

政所 「ENDRO使えねぇーなー」っていうのはありましたね。

Soloist まぁそうなりつつ一応掘っとくかっていう感じだったんです。ただそんな彼も3年、4年もたってくるとだんだん上手くなってきて。

政所 だんだん良くなってきたんだよね。

Soloist よくなってきて、2012年の終わりぐらいから、「ENDROさん上手くなってんじゃん」

政所 「もう現場でいけるじゃん」

Soloist って思ってたら1月にANDYさんとバリ島であって、

政所 会ったんですかね慰安旅行中に。

Soloist 写真が残ってて、僕それをもらいました。

政所  (笑)

Soloist その後3月にENDROさんが発表した曲にNRC DJ ENDROってタグが入ってて。

NRC DeeJay Team

政所 FUNKOTの曲はタグで所属チームとか曲の内容とか作られた年数がわかるようになってるんです。

Soloist そうですね、日本だとDugem Rising DJ Teamのshisotexが作った曲に2013がついてたり、

政所 ダウンビートだとDBがついてたり、

Soloist それにNRC DJ ENDROとあって。

政所 「何?!あのENDROさんが!?」

Soloist 「ハズレのENDROさんが(笑)」。NRCは一流のRemixing Teamで、彼が一流のチームに入ったていう、まぁ日本人しか驚かない。

政所  (笑) まぁFUNKOTERの中で5、6人の間でこれは凄いとなりましたね。で、出来た曲どうでした?

Soloist すっげェーかっこ良くて。

政所  (笑)。 見違えるようだったよね。

Soloist ANDYに会ってから一ヶ月で何があったんだっていうぐらい曲が良くなった。

政所 それからENDROさんの曲が割と当たりっていう。

Soloist 今はENDROさんに曲はフリーで手に入らくなって、あれだけ出してたのに。

政所 商売にするようになったんですね。ENDROさんの曲が良くなると同時に日本のレベルも良くなってるんじゃないかというのがあって、仲間みたいな感覚があるんですよね。

Soloist そうなんですよね。日本のFUNKOTが大きくなっていくと同時にENDROさんの曲がよくなっていることで勝手に親近感がわいてて。

政所 (笑)。 勝手な人気者だよね

Soloist それでそのことをENDROさんに伝えたら、ENDROさん日本大好きになっちゃって、謎の日本語でチャットを送ってきたり。

会場 (笑)

政所 日本に媚びた楽曲とかあったじゃん。

Soloist あードラえもん。

政所 そうそうそう(笑)

会場 (笑)

Soloist 最新の情報だと、僕の名前が入った曲を作り出して。

政所 マジで?!好かてんなぁ(笑)

会場 (爆笑)

Soloist そんな曲を作ってくれて。

政所 もうそれできてんの?

Soloist 今作ってるそうです。

政所 これは楽しみですね。ENDROさんは日本のイベント終わりにFUNKOTER同士で雑残してる時も、何かと最近のENDROさんは?って話になる人気者ですからね。

Soloist で、次は3月。おっきなイベントが大阪でありましたね、Dugem Di Barat1周年&Dugem Di Osakaですね。

 Dugem di Osaka×Dugem di barat 1周年
Dugem di Osaka×Dugem di barat 1周年
フロアが曇った様子(FJ.UTARAブログより)

政所 行きましたねぇ。

Soloist 大阪のLampoonですね。これが日本で初のFUNKOT DJが全国から集結して一箇所でドーンとFUNKOTオンリーのイベントをやるっていうはしりですね。のちのMEGA DUGEMの先駆け的なイベントですね。

政所 ここでは異常な、開始30分でテキーラが出て人が脱ぎ始めてっていう今のFUNKOTパーティーの原型ができたっていう、かなりの異常自体でしたね。

Soloist 東京からもね。

政所 そうそう来てくれたりとか。

Soloist お客さんも四国とか九州、北関東から集まっていただいて、なんであんなに集まんだってな具合で、箱がパンパンになって踊ってる汗でガラスが曇って、途中で「これ以上パーティーやると危ないから5分間音止めてぇー」って。

会場 (笑)

Soloist 政所さんの前に止めてトークして換気してましたね。この時は僕とhayabusa君とのback to backでやるTOKYO CROWNを初めてやりましたね。そして3月この大きなイベントを終えて、4月ですね、FUNKOTといえばイロイロありますが。

政所 イロイロね。

Soloist ここで「ティッケー大作戦-YAVAY」hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)のCDが発売になりました。

政所 これはなんだろう、アイドルはその前に9nineの「イーアル!キョンシー feat.好好!キョンシーガール」がありましたけど、hy4_4yhがFUNKOTの良さをわかってくれた上でFUNKOT用の歌詞を書き下ろした曲だったので非常にはまりが良かったっていうのと、やっぱりヤバイを連呼するっていうには今迄のJ-Popでなかったし(笑)。 何を言ってんだって話ですけど(笑)。

Soloist ヤバイしか言ってないですからね。

政所 そうそうそう、インパクトが凄いあったんで、お陰様でFUNKOTの存在を知ってくれた人が多かったかなと。

Soloist PVとかも話題になりましたよね。




政所 PVをロボットレストランで撮って、あれは楽しかったなぁ。

Soloist PVにも出てくるヤバイロゴの発泡スチロールのやつ。

政所 YAVAY神輿ね。アシパンに常駐させて、パーティーの時にみんなで担いで。

Soloist 盛り上がった末に、ぶっ壊れたという。

会場 (笑)

政所 補強とか何度もしたんですけどね。

Soloist 4月はそれから、DUGEM RISINGとDUGEM BAYABGANの開催が初めて被りましたね。4月の20日。1日耐久DUGEM12時間ぶっ通しで聞くみたいなのをこの頃から平然とやりだした。
会場 (笑)

政所 それでどっちのイベントにも来てるんですけどお客さんのメンツはほとんどそのまんまっていうアブナイ状況ですね(笑)。たぶんDJやってる人達よりもみんなFUNKOT好きなんじゃね?みたいな感じですね。12時間は凄すぎるでしょ。この頃からボトル文化みたいなのも出てきて、イベントでボトルの数を競う、向こうでは何本でたらしいからこっちは負けねえぞみたいな、何の生産性もない競争がはじまりましたね。

会場 (笑)

Soloist 最初はやっぱりパーティーといえばテキーラだろいうことでテキーラのボトルだったんですけど、さすがにテキーラは危ないし、倒れちゃったりするお客さんが続出して、ちょっとこれはマズイよ、もっと安全なお酒にしようと、そこからシャンパンに変わりましたね。今FUNKOTではシャンパンは定番化して。

政所 泡の酒だね。


その2(こちら)に続く。


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