DJ JET BARONの「AVNY F」に参加した4人のラッパー、丸省、YOS-MAG、B.A.D、DUB-Tのインタビューをお届け!この4人の組み合わせにもMEGA DUGEMが絡んでいた!
- では次に皆さんがラップ、HIP HOPに出会ったのがいつか教えて頂けますか?
B.A.D 横浜BayhoodからB.A.D(読みバッド)です。よろしくお願いします。
- ちなみにB.A.Dさんの名前の由来はなんですか?
B.A.D 昔、酒飲んだ時にすぐにグデーってなっちゃってて、「即バッド」って呼ばれて、そこから即がなくなった感じですね。
- では次はYOSさん、お願いします。
YOS-MAG(以下YOS) 同じくBayhoodのYOS-MAGです。
- 名前の由来は?
YOS 本名からとったのがYOSで、あだ名がマグナムだったんで。
- マグナム!?
B.A.D その場合、YOSがあだ名なんじゃないの(笑)。
YOS あだ名がYOSで、通り名がマグナムですかね。
- なんでマグナムなんですか?
YOS 「あんたマグナムだね」って言われて(笑)。
- では丸省さん。
丸省 足立区から来ました丸省です。
- 丸省さんの名前の由来は?
丸省 親父の名前から取りました。
B.A.D あー、そうだったんだ。
- ではDUB-Tさん。
丸省 DUB-Tは地元の友達でレコーディングエンジニアでもあるんです。
DUB-T 地元でGlide Slope
Studioっていうスタジオやってて、最近では鎖GROUPの鎖スタジオって早稲田にあるスタジオと掛け持ちでエンジニアもやってます。
- では次に皆さんがラップ、HIP HOPに出会ったのがいつか教えて頂けますか?
B.A.D 自分は15歳の時で、地元の先輩が聞いてた曲を「これなんだ!やべー!」ってなったのが最初で、それは2PACの「Changes」でした。その音にくらって、そこから聞くようになりました。地元の先輩もラップをやっていて、ライブを見に行って、「うわぁカッコイイのやってんなぁ。これめちゃめちゃ女にモテんじゃないか」っていう不純な動機で始めました(笑)。
- そこから活動し始めたんですね。
B.A.D 最初は3人でやり始めたんですが、年齢を重ねるうちの俺一人になってそのままやってますね。
- Bayhoodにはいつから入ったんですか?
B.A.D Bayhoodは入ったっていう感じじゃないんです。最初みんなでBayhoodっていう名前で半年に一回ぐらいイベントをやってて、ラッパーも結構いたんですけど一緒にまとまってはやってなくて。Bayhoodというグループになったのは去年、一昨年ぐらいですね。
- 結構最近なんですね。
B.A.D そうですね。イベント自体は6、7年ぐらい前からやってたんですけど、その時にはYOS君にも出会ってなかったですね。
- ちなみにBayhoodは全員で何人なんですか?
B.A.D MCが13人ですね。あとはデザイン関係やってくれる人がいたり、絵書く人がいたり。
- まさにクルーなんですね。ではYOSさんにお聞きしますが、最初にHIP HOPに出会ったのは?
YOS 俺は、最初はロックとかバンドものに影響されてて、とりあえずボーカルっていうものに憧れてたんですよ。俺もやってみたいなって時にはミクスチャーの流行りがきて、そこからHIP HOPも聞くようになってきて、気づいたらHIP HOPだけをやっていましたね。
- それからラッパーとして活動されるわけですが、最初はソロでした?グループ?
YOS グループとか2人組とかを経て、ソロになったんですが、忙しくなって一時期やってなかったんですが、3年前ぐらいにBayhoodと合流して今に至る感じですね。
- 丸省さんの過去のお話は色々既にお聞きしてますが、YOS-MAGさん、B.A.Dさんとはどのように知り合ったんですか?
丸省 自分が3年ぐらい前にMCバトルに出るようになって、そのバトルの現場で会うようになったんです。
YOS ちょうど俺がまたラップやり出す時に、バトルに結構出てて、丸省さんとはよく現場であってましたね。
丸省 30代で年齢も近いのもあってか、何か馬があったんですよね。それでアシパンでMCバトルがある時に2人が出ることになって、それで政所さんが「あの人達カッコイイ!」っていう流れもあって。
- B.A.Dさんも最初は同じくMCバトルつながりなんですか?
B.A.D そうですね。
- DUB-Tさんはこの中では一番お若いと思うんですが、ちなみに今お幾つですか?
DUB-T 二十歳です。
- 若い!
YOS 普通の二十歳じゃないね。
- 一番最初にHIP HOPに出会ったのは?
DUB-T 小学校4年の頃ですね。ずっと空手をやってて、雨の時に親が送り迎えしてくれたんですが、その時にラジオでZEEBRAがかかって「これ誰?!」って親に聞いてたりしてたら、次の日ぐらいにカセットテープにZEEBRAの曲を焼いてきてくれてそれでハマって色々聴き始めました。まだHIP HOPが何かはわかんなかったんですが、武道館ライブとか他のライブにもちょこちょこ行くようになりましたね。
- ラップを始めるキッカケは?
DUB-T 中学2年の後半ごろに、地元の友達がmixiで間違えてメッセージを送って、チケットノルマ1万円のライブ出演権を買っちゃたんです(笑)。横浜の元町のClub Questだったんですが「どうしよ、一週間後ライブなんだけど」って相談されて、その一週間で二人で三曲作ったんです。
- それまではラップとかやってたんですか?
DUB-T 何もやってなかったです。聞いてただけでした。
- どんな曲だったんですか?
DUB-T 俺らはヤバイっていうのと、
一同 「AVNY F」と一緒じゃん!(笑)。
DUB-T テーマがそのヤバイと平和、戦争っていう簡単な3曲でした。それからちょっと間があいて17才ぐらいの時に、地元の先輩でラップやってる人がいて、そこからまたやるようになりました。
丸省 DUBは地元で凄い好かれてて、飯屋で食べてたら「DUB-T先輩!」って隣の店から後輩が挨拶に来たり、それに神輿の担ぎ屋でもあって、ほんとフッドスターなんですよ。
- 以前政所さんから聞いたんですが、バイクの音か何かが凄かったんですよね?
DUB-T 地元で旧車會をやっていて毎日ブンブンしてましたね。毎日の様に
上も下も走ってて、ひたすらコールを鍛えてましたね。地元の後輩からレッスンを頼まれ、最近は真夜中に河川敷で伝授してます(笑)。
丸省 コールって何?ゴッドファーザーのテーマみたいな?
DUB-T あれはコールじゃなくて、ラッパっていうんです。コールはブンブン鳴らす感じですね。
丸省 YouTubeの再生回数が凄いんだよね。
DUB-T コール切ってる所を撮影してUPしたら 意外と 好き物が多いみたいで。リンクは貼りませんが(笑)。
- DUB-Tさんと丸省さんは年が離れてますが、どこで出会ったんですか?
DUB-T 北千住のスタジオからの帰りで、電車で帰ろうとした時に駅前でラップしてる人達がいたんです。その中に丸省さんがいて、そこから知り合いにもなって、なんか知らない間に仲良くなってましたね。
丸省 DUBの家で録音できるから、夜とかに録音させてもらうんですけどお姉ちゃんに怒られるんですよ。DUB-Tのお姉ちゃんなんで、全然俺より年下なんですけど(笑)。
- そんな皆さんはいつFUNKOTを聞き始めましたか?
YOS いつ、、いつだっけ。
B.A.D 丸省さんからヤバイのあるよって聞いたのが最初ですかね。言うてもここ半年以内ですね。
YOS 最初は丸くんのYouTubeとかですかね。
- MEGA DUGEM Vol.2の出演映像ですね。
DUB-T 俺も知ったのは丸省さんの曲ですね。
- 最初聞いてみてどうでした?
B.A.D 相当衝撃でした。高音であんなにシンセがなってるのも衝撃で、BPM早いのも衝撃で。YouTubeで丸くんとDUBが歌ってるのをみてステージもお客さんもワッサーってなってるわ、カオスな感じが衝撃でしたね。
- いわゆるHIP HOPのライブとは違いますもんね。
YOS 楽しそうだなーって。
- (笑)。
YOS YouTubeで丸くんとDUBの映像を見てヒーローだなって思いましたね。
丸省 勘違いさせちゃったね(笑)。
YOS いい顔してるなーって。そしたら声かけてもらったから、是非!っつって。
- DUB-Tさんは?
DUB-T 最初FUNKOTのことは何も知らなくて、丸省さんから、ライブやるから付き合ってくれ、曲もあるからって言われて。
丸省 家で「Funkot Anthem 2014」のプリプロを撮らしてもらったんです。
DUB-T なのでFUNKOTが早いとかで衝撃を受けたっていうよりかは、丸省さんの曲を通して自然に好きになっていった感じですね。
- 今までHIP HOPのライブは出たことあると思いますが、FUNKOTのお客さんの前でのライブはどうでした?
DUB-T 楽しかったし、緊張したし、ただいつものライブをやってもダメだし、プロ意識を凄い求められてる感じがしましたね。
- では新曲のAVNY Fについてお聞かせ頂けますか?
丸省 これは政所さんからHIP HOPのマイクリレーものをFUNKOTでもやりたいというところからで、政所さんはBayhoodの曲が凄い好きっていうのもあって、この二人と、自分の親友であるDUBとの4人でやることにしました。そしたらみんなスタイルが違ってて、凄いいい感じになって嬉しいんですよね。
DUB-T これをやるまでYOSさん、B.A.Dさんはほとんど絡みもなかったですよね。
YOS 一回俺らの横浜のイベントに2人で来たんだよね。そしたらうちに2泊していったんですよ(笑)。
B.A.D いきなり2泊していったから、そのインパクトは強かったですね(笑)。
丸省 それで仲良くなったね。
YOS 初めて会ったのに2泊していく、
B.A.D しかも東京から横浜っていう帰れる距離なのに(笑)。
- いきなり仲いいですね!最初に「AVNY F」のトラックを聞いた時にどう感じました?
YOS 結構音の構成がかわるトラックで、パート分けもしてなかったんで、とりあえずラッパー4人で集まりしたね。
丸省 実際に会って自分が気持ちよく歌える部分をハミングで歌ってパートを分けして、
B.A.D それで場所を決めてイメージを膨らまして、フロウだけを決めてDUBに録音させてもらったものをそれぞれ持って帰ってリリックをはめていった流れです。
丸省 「アブナイ」っていう曲のテーマは政所さんから頂いていて、サビはそれを念頭にして歌った感じです。
B.A.D 最初は「俺は知ってる、お前はミッチェル」っていう歌詞で曲名も「アブナイ・ミッチェル」だったよね。
YOS そしたら「ミッチェルって誰だ?」ってなったんですよね(笑)。
丸省 みんなでスタジオに入ってガーってやってると、これってアガる曲じゃないですか、だからずっとレッドブル飲んでるみたいで疲れちゃって、ずっとやってると何が正解かわからなくなってきて、でてきたのが謎の人「ミッチェル」(笑)。で、その次にまた集まってプリプロをとってディレクターに送ったんです。その時はタイトルも「アブナイ・ミッチェル」で満足してて、車とかで聞きながら「これいい曲だなー」ってなってて。で、本レコーディングの時に政所さんとディレクターも来ることになって、「ちょっと直しあります」とは聞いていたんですが、渡された歌詞の紙をみたら俺んところほぼ真っ赤で(笑)。
- (笑)。
丸省 でもみんなも最初は「なんだよ」って思ったでしょ?
YOS スタジオ行く時に下でDUBに会って「今どんな感じ?」って聞いたら「上で丸省さんすげー詰められてます」って(笑)。
B.A.D 「え、何に対して?」って聞いたら「リリックの直しで」って。マジで?怖えーなーっつって。いざ入ってみたら本当に丸くんのパートは赤だらけで(笑)。
丸省 確かその時は、どうしても「女だらけの水泳大会は残して」って交渉に入ってた時だね(笑)。
YOS でも、あれがあったお陰で本当に良いものになったと思ってますね。
- リリックの直しが入ったことで腹がたったとかありました?
YOS いえ、そういうのはホントなかったですね。
B.A.D 普段そういうことを言われることがないから、ちょっとビックリはしましたけど。
YOS いつもは自分が考えたものをそのまま録音してますからね。なので本当に勉強になりました。インタビュー的にツマンナイと思いますが(笑)。
丸省 「次会った時にぶっ飛ばす!」ってなって俺が止めるとか。
B.A.D そういうことにしましょうか(笑)。
- 出来上がったものを改め聞いてみてどうですか?
B.A.D 完成度が高くなってると思います。
YOS 面白いですよね。
丸省 Bayhoodの他のメンバーにも聞いたら評判良かったんですよ。嬉しいですよね。
YOS そうですね。それにちょうど政所さんが岡山の羅王さんをfeat.した「9月デンデン」っていう俺らの曲をREMIXしてくれて、それでうちら周りにもFUNKOTが広まってますね。羅王さん伝いで岡山にも広まってるみたいです。
- 「AVNY F」を聴く人に向けて何かメッセージなどはありますか?
丸省 とりあえず最初は意味を考えず聞いて欲しいですね。そういう音とかフロウを味わって2度3度繰り返して聞いて欲しいです。
B.A.D そうですね。リリックの内容じゃなくて最初にヴァイブスを聞いて欲しいですね。
YOS あとは俺のシャウトを聞いて欲しいですね。
丸省 YOS-JOHNさんですね。
- YOS-JOHN?
YOS あるシャウトの部分で、YOS-JOHNという別キャラが登場してるんですよ(笑)。
- 「連戦連戦連勝、連戦連勝」の部分ですね。あれはどういう意味なんですか?
YOS ノリとしか言えないですね。オリてきた(笑)。あとのこの曲をライブで見て欲しいですね。
- DUB-Tさんは何かありますか?
DUB-T 音メインで聞いたほうがいいのかなって思いますね。まずはリリックを追わないで聞いて欲しいです。あとは4人にラップのスタイルが一人一人違うんで、そこも聞いて欲しいです。
- では最後に丸省さん締めて頂けますか?
丸省 えー、俺、面白いこととか言えないんですよね。
YOS 面白いことは求められてないよ(笑)。
丸省 HIP HOPを聴いてる人に、こういう音楽もあるってことを伝えたいですね。
YOS 音楽は一つじゃないってことですね。逆にFUNKOTを聴いてる人にも俺らのラップを聞いて欲しいですね。この曲がいい形でジャンルの橋渡しができるといいですね。
丸省 いいこと言うね〜。俺が言ったってことにしてくれる?(笑)。
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(2014年10月渋谷にて)
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■「ラジオ・デイズ ‐ EP」
1.ラジオ・デイズ feat. 丸省 and メグ from the Millibar3
2.AVNY F feat. 丸省, YOS-MAG, B.A.D and DUB-T
3.Kinky on the Beats
4.ラジオ・デイズ feat. 丸省 and メグ from the Millibar3 (Funkoter’s Edit)
*iTunesは「Let’s Go! シャンパンマン feat.CHOP STICK」のPV付き
2.AVNY F feat. 丸省, YOS-MAG, B.A.D and DUB-T
3.Kinky on the Beats
4.ラジオ・デイズ feat. 丸省 and メグ from the Millibar3 (Funkoter’s Edit)
*iTunesは「Let’s Go! シャンパンマン feat.CHOP STICK」のPV付き
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